競艇ではこれまで様々なルール改正が実施され、失格の基準も頻繁に変わりました。

競艇のルール改正の歴史

夜の競艇場

競艇は他の公営ギャンブよりもルールが複雑です。
選手の事故点の累積や抽選で決まるモーターの当たりハズレなど、競艇予想には幅広いファクターがあります。
1952年に競艇が初開催されて以降、頻繁にルール改正が行われ、選手同士の公平性が高められてきました。
競艇は公営競技の中で、もっとも遅く始まった歴史がありますが、レース結果に大きな影響を及ぼすようなルール改正が最も多いです。
ルール改正の歴史を見ながら、現在のルールで落ち着いた経緯や最新情報を理解して舟券予想に役立てましょう。

 

競艇ルール改正の時系列

  • 【1951年】
  • 6月18日 モーターボート競走法制定公布
  • 11月28日 社団法人全国モーターボート競走会連合会設立認可
  • 【1952年】
  • 4月6日 大村競艇場で初開催
  • 【1953年】
  • 11月7-10日 重賞初開催(第1回全日本選手権競走・若松競艇場)
  • 【1958年】
  • 5月23日 住之江競艇場で体重別レースを試行 → 定着には至らず
  • 【1961年】
  • 4月1日 フライング艇に対する返還欠場が実施
  • 【1978年】
  • 11月よりスタート時に使われる大時計が現在の12秒針になる
  • 【1988年】
  • 4月1日 グレード制導入
  • 【1991年】
  • 4月1日 優勝戦が3周になる(それまでは4周で行われていた)
  • 詳細日時不明 スタート練習廃止
  • 【1992年】
  • 2月よりランナバウト艇が廃止され、現在のハイドロプレーン艇に統一(ランナバウト艇はハイドロプレーンよりも急旋回が可能でスピードが速かった)
  • 【1997年】
  • 9月20日 桐生競艇場にてナイター競走初開催 → 以降はナイター専門の競艇場が複数登場
  • 【1988年】
  • 5月 持ちペラ制導入
  • 【2000年】
  • 10月13日 3連単が住之江競艇場で初導入 → その後全国に広がる
  • 【2001年】
  • 3月10日 やまと競艇学校開校
  • 7月10日 インターネット投票開始
  • 【2002年】
  • 8月5日 スタート展示実施
  • 【2007年】
  • 4月1日 20歳以上の学生が舟券を買えるようになった(従来は20歳以上でも学生はモーターボート競走法によって買えなかった)
  • 【2010年】
  • 9月9日 全競艇場が減音モーターを導入完了(各競艇場で順次導入が広まっていた)
  • 10月 重賞でのスタート事故のペナルティが厳罰化(一定期間の重賞斡旋停止など)
  • 【2012年】
  • 新プロペラ制度導入(持ちペラ制の廃止)
  • 【2013年】
  • 11月1日 即日帰郷・即刻帰郷のルールが適用

 

このほかにも、各競艇場によって進入固定競争の導入と廃止を繰り返す所があるなど、細かいルール改正が多数あり、競艇場独自のルールも存在します。
また、2007年4月1日の法改正により勝舟投票法に重勝式が追加されましたが、実施(発売)されていないものもあります。

 

細かいルール改定は多数ある

白いチョークでルールの文字が書かれた黒板

競艇はスタート展示モーターレース中選手の階級など幅広い項目で細かいルールがあります。
最近改定されたものは選手の階級の決まり方です。

 

A1級、A2級、B1級、B2級の4階級に区別されるようになったのは1988年からです。(それまではABC3つの階級)
2017年前期より、選手級別決定基準の一部改正が行われ、以下のような変更が行われました。

 

B1級基準の1つになる勝率が従来の2連率10・00%以上、3連率20・00%以上から勝率2・00以上に変更。
競艇における勝率は出走回数÷着順点で算出。
かんたんにまとめると、法改正によってB1級のハードルが下がりました。(B2級選手の比率が高まったため)
この改訂では、B1級選手の期待値に変化があったことを意味します。
競艇予想では最新のルール変更をいち早くキャッチして、予想の優劣による違いを把握しておくことが大切です。

 

競艇でもっとも重要かつ事故・ルール違反が多いのはスタート

競艇場で水しぶきをあげて走るモーターボート

競艇の特徴は、スタート時刻前から助走を取って動き出し、スタート時刻から1秒以内にスタートを通過するフライングスタート方式を導入していることです。
他の競技よりもフライングなどスタートのトラブルが多く、スタート事故を起こすと欠場扱いになって対象舟券が返還されます。
スタート事故を起こすと競艇の売上が減るため、選手には厳しいペナルティが課せられています。
また、競艇は逃げ・先行が圧倒的に有利なので、いかに好スタートをして1周目の1マーク進入時のポジションが重要です。
スタート事故は、対象の舟券が返還される、スタート展示のルールが変わるなど競艇の中でも頻繁にルール改正が行われています。

 

参考記事:スタートのルール違反

 

選手の退会催告制度復活で引退選手が増加

競艇選手は引退時期を自分で決める要素が高く、選手が増えると退会催告制度が導入され、選手が減ると廃止される改訂を何度か繰り返してきました。
2012年より選手が増えたことで退会催告制度が復活し、4期通算で勝率が3・50未満の選手が退会勧告を受けるようになりました。
2014年以降は実際に退会催告される選手が現れています。
成績が悪い選手は選手生命をかけた崖っぷちに立たされるようになったので、フライングを恐れない攻めたスタートや、不良航法と妨害失格スレスレのアクティブな走りをすることがあります。
退会催告のリーチがかかっている選手の情報を把握すると、波乱のレースを見極めるのに役立ちます。

 

参考記事:「不良航法」と「妨害失格」