競艇はレース不成立の場合、全舟券が返還、再レースは行われないのです。

レース不成立

競艇レース不成立イメージ「両手でバツを作るスーツの男性」

競艇でレース不成立になるのは、レース中に5艇が失格(返還欠場含む)と全艇がフライングや出遅れのスタート事故を起こした場合です。
たとえば、レースが始まってから転覆が相次いで1艇だけが残った場合はレース不成立になります。
5艇がフライングをして1艇だけ適切なスタートを切った場合は、この時点でスタート事故を起こさなかった選手が1着で確定します。

 

なお、競艇はレース不成立になった場合は全舟券が返還され、再レースが行われることはありません。
規定上はSGなどの重賞でも不成立で優勝該当者なしで終了してしまうケースがあります。
過去には全艇がフライングになってレース不成立になった事例もありますが、優勝戦や重賞になると腕の良いトップ選手が集まることや、売上が大きくなる代償で選手がスタート事故を起こすペナルティが重たくなるルールがあります。
レース不成立になること自体が珍しいですが、優勝戦や大きな重賞でレース不成立になる事態は過去に一度もありません。

 

レース不成立と舟券不成立は違う

レース不成立になった場合、選手の成績や賞金も全て無効になります。
5艇フライングや3艇以上が適切にゴールできなかった場合は、一部の券種が不成立によって返還されます。
レース不成立と舟券不成立の基準が異なることを覚えておきましょう。

 

舟券不成立の要件

  • 1艇失格  全券種成立
  • 2艇失格  全券種成立
  • 3艇失格  3連複が不成立
  • 4艇失格  単勝、2連単以外(3連複、3連単、2連複、拡連複、複勝)が不成立
  • 5艇失格  レースは成立、全式別(全舟券)不成立
  • 6艇失格  レース不成立、舟券不成立

※失格はスタート事故の欠場含む

 

もっとも複雑なのは4艇失格になった際です。
2艇が残った場合は、2連単は成立しますが2連複は全てが的中になるので不成立になります。
なお、スタート事故による欠場扱いが発生した場合はオッズの再計算が行われます。
3艇欠場だった場合、ゴールできた3艇中2艇が複勝の的中になります。
3分の2が的中になることに加え、競艇は売上に対して75%が払戻金になるので、オッズ1.0倍といった事実上の返還と同じ扱いの舟券が発生するケースが多くなります。

 

2019年にSGで4艇失格になって1億円以上返還される珍事

大量の札束が並ぶ様子

2019年3月19日に開催されたボートレースクラシック(SG)の4日目第5Rで1~3コースのインコース全てがフライング、さらに正常なスタートを決めた1艇が岸壁に衝突して転覆しました。
4艇失格になり、SGだった影響から1億円以上が返還される大事件になりました。
もっとも大きなフライングをした選手は1秒の大幅フライング。それに釣られる形でもう1艇も0.7秒のフライングで、0.5秒を超えるフライングだったことから即日帰郷になりました。
SGではスタート事故のペナルティが重たいので、このような大きなスタート事故と返還が発生するのは珍しく、大きな話題になりました。