スタートのルール違反は、運営側の負担や売上低下の影響が非常に大きいのです。

スタートのルール違反

スタートのルール違反は、主にフライング出遅れがあり、競艇では助走を取るフライングスタートを採用していることから非常にフライングが多いです。
フライングはシンプルにスタート合図前にスタートラインの前に出てしまうこと。
出遅れはスタート合図の出遅れよりも1秒以上遅れてしまうことです。

 

競艇は3周によって争われますが、逃げが圧倒的に有利なのでスタートから1マークの通過が非常に重要です。
フライングや出遅れがあった場合でもレースは続行され、ルール違反した舟番号が絡む舟券は返還されるルールになっています。
スタートのルール違反をすると、運営側の負担や売上低下の影響が大きいため、選手には事故点を課すほか、1回のみでも斡旋停止。一定期間に複数回のスタート事故を起こすと即日帰郷や即刻帰郷になるケースがあります。

 

競艇のスタートは難しい

水上を駆け抜けるモーターボート

競艇はフライングスタートといって、スタート合図の時刻より数秒前から助走を始める独自のスタート方式を採っています。
目印を決めて全開走行でピッタリスタートできるタイミングを覚えればいいと思うかもしれないですうが、水面は風や潮の影響で若干の水流があります。
また、ボートはエンジン(モーター)を動かしているとアイドリングで少しずつ前に進む特性があります。
ゆとりをもってスタートポジションを取ろうとすると、外枠の選手が内枠に入り込んできてしまうリスクもあります。
つまり、競艇のスタートタイミングや加速のやり方はレースごとで状況が変わってきます。

 

フライングや出遅れのペナルティにならなかったとしても、スピードを乗せて好スタートを切ることができずに大敗してしまう選手がたくさんいます。
枠番や風、ライバル選手など状況を問わず安定したスタートを切れるか競艇予想では重要です。

 

また、競艇ではスタート事故に対して厳しいペナルティを課しているので、直近でフライングなどを犯している選手は保守的になってしまいます。
過去の事故状況も踏まえて予想を行いましょう。

 

スタートのルール違反を犯した選手のペナルティ

選手に課せられるスタート事故のペナルティは以下の種類があります。

  • ・事故点の加算
  • ・斡旋停止
  • ・スタートの再訓練
  • ・即日帰郷
  • ・即刻帰郷
  • ・引退勧告

 

競艇ではスタート事故がもっとも事故点の加算が大きい

フライングや出遅れのルール違反は事故点の加算がもっとも大きいです。

  • ・通常時のスタート事故 20点
  • ・優勝戦のスタート事故 30点
  • ・妨害などの反則行為  15点
  • ・転覆やエンストなどの選手責任失格 10点

 

斡旋停止と引退勧告

競艇ボートを運ぶ選手

競艇選手は1回でもスタート事故を起こすと斡旋停止になります。
斡旋停止になるのは、すでに斡旋停止が決まっている期間が終わってからになり、短期間で2回以上のスタート事故を起こすと斡旋期間が上乗せされます。

 

級別判定期間中、1回目で30日2回目は60日3回目は90日の斡旋停止処分になり、斡旋停止が始まる前に2回のスタート事故を起こすと、30日+60日で90日の斡旋停止になります。
一節の間に4回のスタート事故を起こすと事実上の引退勧告になります。
このほか、SGなどの重賞でスタートのルール違反を起こすと、3~6ヶ月は重賞に出走できなくなる重たいペナルティが課せられます。
リセットされるのは級別判定期間の初日になる5月1日と11月1日です。

 

スタートの再訓練

1回目のスタート事故を起こしてから100走以内に2回目のスタート事故を起こすと、日本モーターボート選手会常設訓練所にて再訓練が義務づけられます。

 

即日帰郷・即刻帰郷

一定期間内に2回以上のスタート事故を起こすと即日帰郷になり、その日のレースが終わったらすぐに強制帰郷させられ、斡旋が決まっていたレースも出走停止になります。
1回のスタート事故でも、0.5秒を超える悪質なフライングは一発で即日帰郷になります。
褒賞懲戒審議会に諮られる違反、重大な整備規程違反や管理規程違反などに該当した場合は即刻帰郷になり、その日のレースが残っていても出走停止になってしまいます。
主にフライングに気付かずにレースを続けた場合などです。